ムラウチホビーの店員さんが教えてくれた「黒セルスポンジ」が、毛鉤ケースのフォームの代用になりました。黒セルスポンジを使ったいきさつや、スポンジの切り方、毛鉤ケースへの取り付け方などを書いておきます。参考になることがあれば何よりです。
代用に黒セルスポンジ
浅型の毛鉤ケースにはAmazonで買ったフライボックス用のC&Fのフォームを取り付けました。しかし、せっかく約100円の材料費だけでケースを作れたのに、フォームだけで約900円もしてしまい、原価が高くなってしまいます。それに、カットや取り付けに失敗したならば、目も当てられないことになってしまいます。
そこで、何か別のもので代用できないかと、ムラウチホビーで買い物ついでに「硬いスポンジはありませんか?」と店員さんに聞いてみました。そして教えてくれたのが「黒セルスポンジ」という厚さや硬さが良さそうなスポンジです。色々な大きさがあり、買ったのは5mm(厚さ)×100mm(横)×100mm(縦)です。問題は価格で、これはわずか90円(たしか)です。しかも毛鉤ケース2つ分になりそうです。
黒セルスポンジを毛鉤ケースに取り付け
代用になりそうなスポンジを見つけたのはいいけれど、これをどうやって切って、どうやって取り付けようかと悩みました。
そして考えた末に、切れ味のよさそうなカッターを買い、大きさは以前に買ったC&Fのフォームと同じにして、定規を使って毛鉤をさすための切れ込みを入れてみました。良い考えは浮かばず、見切り発車です(笑)。
C&Fのフォームを参考に同じ大きさに切りました。切れ味の良いカッターだったからか、綺麗にうまく切れました。
切ったスポンジを毛鉤ケースにれてみて、大きさを確認しました。大き目に切って少しきつめにしてみましたが、ちょうどよさそうです。
スポンジに定規をあてて、カッターで切り込みを5mm間隔に入れました。
毛鉤ケースに入れて毛鉤をさしてみましたが、思いのほか毛鉤が安定します。
スポンジにボンドを塗って毛鉤ケースに取り付け、重いものを乗せて乾かしました。指で押してみてもびくともしないので、しっかり付いたようです。
まとめ
試しに、スポンジに毛鉤をたくさんさしてみましたが、C&Fのフォームに負けず劣らずで、さした毛鉤は抜けることなく安定しました。スポンジをきつめにしたのが良かったのかもしれません。
以前にC&Fのフォームをカッターで切ったらフォームがガジガジになったこと、切り込みをどうやって入れるか(うまく切れるか)、ボンドで毛鉤ケースにスポンジがしっかり付くか、切り込みにさした毛鉤が安定するのかなど、取り付ける前は不安ばかりでしたが、案ずるより産むが易しで、やってみたら意外にも簡単で、しかもうまくできました。
C&Fなどのフライボックス用のフォームはカッコよくていいですが、フォームに合わせてケースを作らない限りは切るようですし(そのままでは使えない)、それに1つあたりコストが十倍以上しますから、これからは黒セルスポンジを切って毛鉤ケースに取り付けます。